最近よく耳にする「SDGs(エスディージーズ)」という言葉。テレビや街中の広告でも見かけますが、「なんだか難しそう」「自分たちには関係ない」と感じている人も多いかもしれません。でも実は、このSDGsは私たち一人ひとりの生活にも深く関係しているんです。
今回は、「SDGsとは何か?」という基本から、私たちの生活にどう関わるのかについて、わかりやすくお伝えします!
■ SDGsとは?
SDGsは、**「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」**の略称です。2015年に国連で採択された、2030年までに世界全体で達成を目指す17の目標のことを指します。
この目標は、地球環境や社会問題を解決し、持続可能な未来を作ることを目的としています。具体的には、「貧困の撲滅」「気候変動への対策」「ジェンダー平等」など、幅広いテーマが設定されています。
■ SDGsの17の目標
SDGsには、以下のような17の目標があります。
1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう
これらはすべて、より良い未来を作るための重要な課題です。
■ 私たちに関わることって?
「SDGsは大きな話で、自分には関係ない」と感じるかもしれませんが、実は私たちの日常生活に密接に関わっています。具体的にどんな行動がSDGsにつながるのか、いくつか例を挙げてみましょう。
1. 「つくる責任、つかう責任」に取り組む
• 食品ロスを減らす
食べきれない量を買わない、余った食材を活用するなど、日常的にできることです。
• プラスチック削減
マイバッグやマイボトルを使うことで、プラスチックごみを減らせます。
2. 「気候変動に具体的な対策を」に貢献する
• エコな移動を選ぶ
自転車や公共交通機関を使ったり、エコカーを選んだりすることで、CO₂の排出を減らせます。
• 省エネを心がける
エアコンや照明をこまめに消すだけでも、エネルギー消費を削減できます。
3. 「質の高い教育をみんなに」を支援する
• 教育を支える商品を購入する
文房具や食品の中には、売り上げの一部が教育支援に使われる商品があります。
4. 「住み続けられるまちづくりを」に協力する
• 地域活動への参加
地元の清掃活動やイベントに参加することで、住みやすい地域づくりに貢献できます。
■ なぜSDGsが私たちに必要なのか?
SDGsは、地球環境や社会問題を他人事ではなく「自分事」として捉えるためのきっかけになります。特に、気候変動や環境破壊といった問題は、将来の私たちや子どもたちの生活に直接影響を及ぼします。
小さな行動でも、一人ひとりが意識を持つことで、未来を変える大きな力になるのです。
■ まとめ
SDGsは、「地球や社会を良くするための目標」として世界中で取り組まれています。でも、私たち一人ひとりができることもたくさんあります。食品ロスを減らす、エコな生活を意識する、地域活動に参加する…そんな小さなアクションが、持続可能な未来につながります。
「SDGsって何だろう?」と思っていた方も、今日から少しずつ取り組んでみませんか?私たちの行動が、次の世代の明るい未来を作る力になります!